進行中の臨床試験
高齢者局所進行胃癌に対する術前化学療法としてのS-1+オキサリプラチン併用療法の 安全性と有効性について検討する第Ⅱ相臨床試験(KSCC1801)
- 対象となるがん
- 胃癌
- 使用される新薬(治験薬)
- 種類
- 臨床試験
- 相
- 第Ⅱ相試験
- 治療ライン
- 術前補助療法
- 実施方法(治験のデザイン)
- 70歳以上の局所進行胃癌に対する術前化学療法としてのS-1+オキサリプラチン(SOX130)併用療法の安全性と有効性について検討する
- UMIN登録番号
- jRCTs071180001
- 研究代表者
- 群馬大学大学院
佐伯 浩司 - 施設代表者
- 聖マリアンナ医科大学
水上 拓郎 - 進行状況
- 登録終了
臨床試験に参加いただける患者さんの身体状況(患者選択基準)
- 本プロトコール治療の研究対象者となることを、本人より文書にて同意が得られている。
- 原発巣からの内視鏡生検で、組織学的に胃腺癌(組織型分類の一般型のいずれか、あるいはリンパ球浸潤胃癌)であることが確認されている。
- 画像所見(内視鏡、腹部造影CT) から、cT3-4と診断されている。
- 上腹部造影CTにて短径8mm以上あるいは長径10mm以上の胃領域リンパ節腫大を認める。ただし、それを満たさない場合でも、リンパ節が数多く腫大し、臨床診断上明らかにリンパ節転移陽性と考えられる場合は登録可。(N1~3)
- 登録前28日以内に行った胸部造影CT、上腹部造影CT、骨盤造影CTにおいて、以下のいずれの転移も認めない。
・肺転移
・腹膜転移
・肝転移
・胸水、骨盤腔を超える腹水
・領域リンパ節* 以外のリンパ節転移
・その他のM1となる遠隔転移
* 領域リンパ節: リンパ節番号1-12および14vを胃の領域リンパ節とする。
- 臨床的に頚部リンパ節転移・遠隔転移がないと判断される。
- 登録前28日以内に行った腹腔鏡検査(開腹での検査も可)においてH0・P0であり、腹腔洗浄細胞診においてCY0である。
- 残胃癌ではない。
- 経口摂取が可能。
- 5年以内に他がん種に対する治療も含めて化学療法・放射線療法・内分泌療法の既往がない。
- 登録時の年齢が70歳以上である。
- Performance status (PS) ECOG基準で0または1である。
- 登録14日以内の最新の検査値(登録日の2週間前の同一曜日は可)が、以下の全てを満たす。
①好中球数 ≧ 1,500 /mm3
②ヘモグロビン ≧ 8.0g/dL
③血小板数 ≧ 100,000/mm3
④総ビリルビン≦1.5mg/dL
⑤AST ≦ 100 U/L
⑥ALT ≦ 100 U/L
⑦クレアチニンクリアランス ≧ 40mL/min