神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学病院 腫瘍内科

進行中の臨床試験

大腸癌

切除不能大腸癌患者を対象とした後方治療としての Biweekly Trifluridine/Tipiracil+Bevacizumab 療法の患者内用量漸増試験(E-BiTS study)
対象となるがん
大腸癌
使用される新薬(治験薬)
種類
臨床試験
第Ⅱ相試験
治療ライン
三次治療, 三次治療以降
実施方法(治験のデザイン)
切除不能進行再発大腸癌患者を対象として、計画的に患者内で FTD/TPI(トリフルリジン・チピラシル)の用量を増量する Biweekly FTD/TPI+BEV(ベバシズマブ)併用療法において有効性と安全性を単群第Ⅱ相試験で探索すること。
UMIN登録番号
jRCTs041220085
研究代表者
愛知県がんセンター 薬物療法部
谷口 浩也
施設代表者
聖マリアンナ医科大学
助教 武田 弘幸
進行状況
登録終了
臨床試験に参加いただける患者さんの身体状況(患者選択基準)
1)病理組織学的診断(大腸癌取り扱い規約第 9 版)により切除不能進行もしくは再発の大腸腺癌と診断されている。
2) 登録日の年齢が 20 歳以上である。
3) ECOG PS 0 もしくは 1 である。
4) 測定可能病変を有する。
5) 以下の標準薬物療法に、不応*または不耐**である。
① フッ化ピリミジン系抗がん薬、オキサリプラチン、イリノテカンの 3 剤全て
② 血管新生阻害薬(ベバシズマブ、ラムシルマブ、アフリベルセプトのいずれか)
③ RAS 野生型では抗 EGFR 抗体薬(セツキシマブ、またはパニツムマブ)
④ BRAF 変異型では BRAF 阻害薬(エンコラフェニブ)
⑤ MSI-H では免疫チェックポイント阻害薬(ペムブロリズマブ、またはニボルマブ)
*周術期薬物療法は最終投与から約 6 か月以内の再発を不応とする。
**有害事象による拒否や投与不適を含める。
6) FTD/TPI の治療歴がない。
7) 経口摂取が可能である。
8) 3 か月以上の予後が期待できる。
9) 登録前 14 日以内の最新の検査値が以下のすべてを満たす。
① 好中球数 ≥ 1,500/mm3
② 血小板数 ≥ 7.5×104/mm3
③ 総ビリルビン ≤ 1.5 mg/dL
④ AST ≤ 100 U/L
⑤ ALT ≤ 100 U/L
⑥ 血清クレアチニン * Cockcroft-Gault 式(推算 Ccr(ml/min)=(140-年齢)×体重(kg)× 0.85(女性)/(72×血清 Cr(mg/dL))による推算、または 24 時間蓄尿 での実測値
⑦ 尿蛋白(試験紙法)1+以下、または UPC (Urine Protein Creatinine)比 ≤ 2.0
10) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている。

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