神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学病院 腫瘍内科

お知らせ

スマートフォンを用いた外来ePRO研究が開始(NIVO-G QoL Study)

2019.08.12

【症状や困りごとをきちんと伝えるために】
 毎日の診療を、より患者さんのニードに叶ったものにするため、この度スマートフォンを使用したPRO研究が始まりました(ePRO)。

 Patient reported outcome(PRO)とは、患者さん自身が経験した辛い症状に耳を傾け、配慮することです。スマートフォンなどの機器を利用して患者さんがこのような声を伝えることを、electronic PRO(ePRO)といいます。治療の副作用やがんの症状を診察時にきちんと伝える事は、有効な治療を安全に続けるためにも非常に大切です。腫瘍内科の診療では、積極的にPROに取り組んでいます。

スマホ女性
 あなた自身のスマートフォンがない場合は、研究参加期間のみ病院からスマートフォンをお貸ししています。また、年配の方でも簡単に使える研究用のアプリを準備しています。

【この研究の目的】
 この研究の目的は、胃癌患者さんにおけるニボルマブ療法の副作用と生活の質(QOL)の関係を調べるものです。

【この研究に参加するあなたのメリット】
 あなたにとってのメリットは、あなたの症状や困りごとの報告を、医師が診察時にチェックしあなたの診療に役立てることです。
 また、あなたが経験した症状を、同じ治療を受ける将来の患者さんの診療に役立てることができます。

みつば

【あなたにお願いすること】
①スマートホンを使用して、治療前、治療の開始から12週間に渡って計13回のレポートを入力(週1回)して頂きます。

②レポートして頂く内容は、あなたが経験された症状、毎日の困りごとについてのアンケートです(約15分程度)

③入力頂いたレポートは、あなたの診察時に医師がチェックして、あなたの診療に役立てます。


(その他)
・受診日(投与日)に関係なく、1週間ごとにレポートください。
・レポートは、入力予定日の2日前から入力することができます。
・入力予定日および翌日の朝9時に自動メール通知が来るので、うっかり忘れても安心です。
・注意:入力内容を来院時以外にも常時医師がチェックしている訳ではありません。

スマホイラスト

【この研究に参加できる人】
 進行胃癌で、ニボルマブ療法を開始予定の方です。
 詳細な適格基準は臨床研究のページをご参照ください。
 ※当院では「マリアンナ免疫治療サポートチーム(MIST)」(専門科横断的多職種チーム)のサポート下でニボルマブ療法を安全に実施致します。

【参加施設】
 この研究は、2施設による多施設共同研究です。
 ①聖マリアンナ医科大学病院 腫瘍内科(神奈川県川崎市)
 ②近畿大学病院 腫瘍内科(大阪府大阪狭山市)


※本研究への参加にご興味のあるかたは、主治医と相談のうえ、最寄り施設にご連絡ください。

NIVO-G QoL Study
(NIVO-G QoL Study事務局)

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