神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学病院 腫瘍内科

患者さんへ

がんと診断され、不安な思いをされていることと思います。
ここでは当科のがん診療の特徴について紹介します。

標準治療

 当科では、抗がん剤のスペシャリストである腫瘍内科医があなたにもっとも適した治療を提案します。

診察室
診察室
 「標準治療」とは、過去から現在までに世界中で行われてきた臨床研究の結果、現時点で最良と考えられている治療です。当科ではこの世界水準の「標準治療」をまず提案します。しかし、最善の治療とは、科学的な根拠に基づく治療方針はもちろんの事、診療経験に基づいた個別の臨床判断や、患者さん自身の意向を考慮したものであるべきと考えてます。あなたにとってベストな選択を一緒に考えましょう。

多職種チーム医療

 あなたの生活をできるだけ維持しながら治療が続けられるように、多くの専門家とチームを組み、連携して知恵を絞ります。診察時には、ご自身の病気や症状に対する心配だけでなく、療養に関する心配など病気以外の気がかりについてもよくお伝えください。

薬剤師
薬剤師
 チームを構成する専門家:外科医師、放射線科医師、病理医師、他の専門内科医師、精神科医師、緩和ケア医師(チーム)、麻酔科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、心理士、メディカルソーシャルワーカー(MSW)、治験コーディネーター、メディカル・コーディネーターなど。

看護師
看護師

緩和ケア治療

 がんそのものに対する治療と同時に、緩和ケア治療も大切です。緩和ケア治療とは、抗がん剤治療の副作用による苦痛だけでなく、がんによる様々な苦痛、また悩みや不安に対応するものです。がんの苦痛に対する治療は、必要であれば診断と同時に開始され、継続的に行われるものです。緩和ケアは、痛み止めや吐き気止めなどの薬による対症療法もあれば、腸閉塞に対する手術や、骨転移の痛みに対する放射線療法などの治療も含みます。これらの処置は、腫瘍内科と緩和ケアチームを含めた院内の他の医療チームと連携して行います。最近の研究では、このような緩和ケアを治療の早期から行うことで、がん患者さんの生活の質を保ったり、生存期間を延長する可能性が示唆されています。

がん治療開発の中心的存在

 より良いがん治療を探求することも大学病院の使命です。そのため、当科では様々な治験・臨床試験を行っています。治験・臨床試験には国内や海外の施設と連携して行っている大規模なものもあります。治験や臨床試験には様々な登録基準があるため、どなたでも参加できる訳ではありませんが、もしそれがあなたの大切な治療のチャンスになる場合には提案する事ができます。

 また現在ほかの病院で治療を受けられている患者さんでも、条件に合えば治験・臨床試験に参加する事ができます。一度話を聞いてみたい方は、現在の主治医にセカンドオピニオンの相談をして、可能な限り紹介状を持参して来院ください。

地域に根ざしたがん診療の拠点

 あなたの病状や生活環境によっては、普段の暮らしを続けながら安心して治療を継続するために、在宅医の先生たちと連携しながら治療を行うことがあります。頻回に痛みどめの追加処方が必要な場合や、在宅での点滴が必要な場合、ときには医師や訪問看護師の往診が必要な場合など、お住いの近くの在宅医の先生と連携できていると安心です。信頼できる在宅医の先生を当院のメディカルサポートセンター(MSC)のスタッフがご紹介させていだきます。連携先が決まったら、主治医が詳細な診療情報提供書を作成し、出来るだけあなたの病状を共有しながら診療にあたります。

待合室
待合室

治療ブース
治療ブース

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